天空の町 高野町富貴
和歌山県橋本市から車で約20〜30分、山を上ったところに高野町富貴の街はあります。
自然に囲まれ、歩いていると見ず知らずの自分にも声をかけてくれる優しい街です。
そんな街で、自然農法での農業をしているのが『愉農』の山根 啓志(やまね ひろし)さんです。

山根さんとは私が橋本自然農苑での農業研修2年目の時に出会いました。
広島の出身で、富貴よりも深い山の地域で生まれ育ちました。
小さい時から山との関わりが強かった山根さん。
「山が綺麗にならないと地上が汚れる。」と言います。
地元でも耕作放棄地が増え、自分がどうにかするしかないと危機感を感じたようです。

山根さんが富貴に移住した当初も、高齢化で農業をする人が減り、田畑は荒れていたそうです。
毎日、田畑の整備に追われる日々でしたが、今年からは作付けできる面積が増えてきました。


ゴミだらけだったビニールハウスも片付き、今年から、苗の育苗を行えるようになりました。
夏野菜の苗たちが元気に育っていました。

富貴では鹿の獣害などの問題があり、電柵などで対応しているようですが、毎日のチェックは欠かせないようです。

富貴の土は山のエネルギーがあり、土が固まらず、とても美味しい野菜ができるそうです。
獣害などの問題がありますが、それ以上に自然農法の美味しい富貴の野菜を提供できることに喜びを感じているようです。

地元の広島でも自然農法の野菜作りを体験できる場を作れたらと語る山根さん。

